feature

INSIDE / OUTSIDE【014】Interview with KENKOU×Calm

interview

INSIDE / OUTSIDE【014】Interview with KENKOU×Calm

音楽家KENKOUと、兄であり、日本のクラブシーンに多大な影響を与えてきたCalmの兄弟対談を通じて、
KENKOUのこれまでの活動と、ニューアルバム「Music in Air」についてをインタビュー

―まずは、KENKOUさんが音楽を始めたきっかけを教えてください。

KENKOU:
兄が東京に出た時に、実家に置いていったギターに触れたのが最初でしたね。
ギターはすぐに挫折したのですが、その後、東京に行けば何かが変わると思い、
兄を追う形で僕も上京し、20歳頃からバンドで活動を始めました。


―バンドではドラマーとして活動しているKENKOUさんが、ソロで楽曲を作り出したのは、何かきっかけがあったのでしょうか。

KENKOU:
ドラム奏者として音楽活動を続けていきたいと思っていたんですが、
バンドでの活動が行き詰まった時期に自分で楽曲を作ることを考えだし、
その時に、たまたま兄がお古のパソコンを与えてくれたんです。




―KENKOUさんの音楽活動は、兄であるCalmさんの影響が大きい様ですね。

Calm:
そうですね。KENKOUが東京に来た時に、ドラムをすすめたのも僕でしたね。
ドラムをしている人が周りにも少なったので、出来ると重宝されるよって笑 
僕が当時活動していたバンドでも、KENKOUにドラムを叩いてもらっていました。

KENKOU:
ギターはすぐに諦めちゃったけど、身体を動かすのが好きだから、
ドラムは自分でもすぐに馴染めたのかな。


―Calmさんは、近い距離でKENKOUさんの音楽活動に関わられていたんですね。

Calm:
東京で同居していた時間も長かったし、生活距離が近かったこともあって、
KENKOUの活動はおのずと見えちゃうんですよね。
基本、僕は、口を出すタイプなんで笑 
助言はしていましたね。


―KENKOUさんは、ご自身の活動では、お兄さんの存在を意識するものでしょうか?

KENKOU:
リリースを始めた当初は、兄を意識して、なるべく違う作風にしようと思っていた時もありましたが、
最近は、ほとんど意識していないですね。
ただ、兄がいなければ僕はこんな風に音楽に関わることも、
リリースすることもなかっただろうし、兄には、ただただ感謝です。

Calm:
作風が重なった部分だけを聴いて、KENKOUが僕に似ていると言うリスナーもいるけど、
僕自身もDJだけでなく、いろんなスタイルで音楽活動をしているし、
作風が重ならないことの方が難しいよね笑

KENKOU:
そうだね。
兄の家には今も遊びに行くんですが、未だに、家に行くたびに、知らない良質な音楽に出会います。
兄の音楽を探す能力は、本当にすごいと思うし、兄は、僕にとっての、良質音源発信基地です。

Calm:
そこは、貪欲だからね。
今みたいに情報が何もない時代から音楽を探してきたから、そこの嗅覚は違うと思うよ。
小さい頃から、僕が聴いている音楽を常に横で聞いてきているKENKOUは、エリート教育だね。




―では、ニューアルバムについてお伺いします。今回は、何枚目のアルバムになりますか?

KENKOU:
2004年に1枚目を出して、今回で4枚目になります。


―今回はKENKOUさんご自身がドラムを叩かれた様ですが。

KENKOU:
これまでは予算などの様々な制約を気にして、打ち込みにしていたところもあったんですが、
元々、自分で叩きたいという想いはあったので、
今回は、やりたいことをやりきろうと思い、全て自分でドラムを叩きました。 


―これまでのアルバムとは異なり、ボーカルが入った楽曲が多いですよね。

KENKOU:
「CHUB DU」というバンドのボーカルに数年前に出会い、
自分の楽曲に声質がピッタリと合ったので、今回、アルバムを一緒に作ることにしました。
意識してボーカルを入れた訳ではなく、自然とですね。


―Calmさんはアルバムの制作工程にも関わられていたのでしょうか。

Calm:
アルバムがほぼ出来上がった段階で、聴かせてもらいました。


―アルバムについて感じられたことは何かありましたか?

Calm:
楽曲が変わったという声もあるけど、皆が言うほど、僕は変わったとは思わないです。
前のアルバムの流れを引きついだ、KENKOUらしい素敵な作品だと、率直に思いましたね。
ドラムの部分は、自分で叩いているだけあって、今回はすごく面白かったね。

KENKOU:
僕の中でも、3枚目をリリースした流れから自然と出来上がっていたように思います。
3枚目のアルバムをリリースしたあとすぐに、
友人である木彫りの作家、西浦裕太に展示会の楽曲を複数曲依頼されたこともあって、
制作にはすんなりと入れましたね。
PVも、前回のPVをつくってくれた重松くんに引き続きお願いしました。





―ニューアルバム「Muisc in Air」のタイトルにはどの様な思いがこめられているのでしょうか。

KENKOU:
「空気に伝わっていく」「音を空気に乗せる」というイメージでタイトルをつけました。
アルバムのイメージだけがまず先に湧き、そのイメージに沿って、
ストーリーを考えながら、感覚的に一から楽曲を作りました。
タイトルは、全て楽曲をつくり終えてから付けたんです。
なので、1曲単位ではなく、アルバムとして聴いてもらえたら嬉しいですね。


―アルバムリリース後に、フジロックにも出演されましたが、ライブはいかがでしたか?

KENKOU:
僕のライブの時は、雨もあがり、太陽ものぞいて心地良いライブになりました。
ライブでは、アルバム音源とはまた一味違ったよりバンド感を感じさせるアレンジで、
楽しみに来て下さった皆さんを、良い意味で裏切った演奏を聴かせるために毎回挑んでいます。
アルバム作りもそうなのですが、ライブもまたチャレンジの連続です。




―最後に、Calmさんも出演される12月のリリースパティについてお伺いさせてください。

KENKOU:
今回、自分のライブでは初めてドラムを叩くことにしました!
当初、楽曲を作り始めた願いにだいぶ近づいた形になります。
バンドスタイルに近づいた形での初めての貴重なライブなので、
是非とも見に・聴きに・感じに来てください!




2013.12.1
special sunday afternoon
at KATA + Time Out Cafe & Diner[LIQUIDROOM 2F]

open/start 16:00-21:00
door only 2,500yen(with flyer 2,000yen)

Artists:竹久圏&亞弥(Live)、Pepe California(Live)、KENKOU(Live)、Calm(DJ)





KENKOU

KENKOU
『心に響く1つの音楽』を作り・表現していきたいという想いから音楽制作を始める。
そのスタイルは Electronica, Ambient, Chillout等を基調とした表現方法をとりつつも、
Clubmusic, Jazz, Rockなど様々なジャンルを吸収し、その先にあるすべてを包み込んだ
『1つの音楽』としての調和を感じさせ、一聴してKENKOUとわかる唯一無二の楽曲を作り続ける。
今年7月7日に4thアルバム『Music In The Air』をリリース。




http://kenkou-music.com/
https://soundcloud.com/kenkou/prelude-to


Interview : masa