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2012.3.3〜4.26【田附勝 その血はまだ赤いのか】 @ SLANT

fairgroundが企画、PRなどをサポートする初の展覧会を金沢のSLANTで開催します。

記念すべき一回目は、先日発表された「第37回木村伊兵衛写真賞」を受賞した写真家の田附勝の個展です。
受賞後初となる今回の個展は、岩手県釜石市で震災後初めて行われた鹿猟に同行して撮影された作品を展示します。

展覧会オープニングの3月3日(土)午後4時からは、『DECOTORA』『東北』の編集者・浅原裕久氏と田附勝によるトークイベントを実施。
また、会期中にはスペシャルゲストを招いたイベントも準備中です。こちらは詳細が決定次第、fairgroundのホームページでもお知らせします。

本展は、いまのところ金沢以外での開催予定はありません。
是非金沢へお出かけいただき、ご高覧いただければ幸いです。

田附勝 その血はまだ赤いのか

世界的に注目を集めたデビュー作『DECOTORA』から4年、奇しくも東日本大震災の年に発表された写真集『東北』。

厳しい環境を受け入れることで育まれた生きる力強さ。人と獣の存在が非常に近く生と死が隣り合わせにあることを感じさせる土地。
長い時間をかけて被写体と向き合う田附勝だからこそ映し出すことのできた、東北本来の姿がそこにありました。
「被災地」というフィルターを通じて東北を見てしまうようになった我々のパラダイムシフトを巻き戻すかのように。

本展は、そんな田附勝が「3.11前後」を意識して発表するはじめての展覧会です。
昨年11月、岩手県釜石市唐丹で震災後初となる鹿猟が行われました。
2008年より同地での鹿猟に参加していた田附はこれに同行。その際撮影された作品を展示します。
震災後、はじめて迎えた鹿猟の解禁。
鹿から流れるその血はまだ赤いのか。

  

□会場:SLANT(石川県金沢市広坂1-2-32 2F )
□会期:2012年3月3日(土)~4月26日(木)※月曜休廊
□時間:11:00 ~ 19:00
□tel:076-225-7746
□協力:fairground/株式会社カシマ

展覧会開催を記念して同タイトルの写真集(図録)を販売いたします。
(限定300部、P-20、size:30×30cm)