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Date:2013/02/22

山ノ家トラベル



ここは新潟、十日町市近くのとある水池。
豊かな水源と土壌に育まれ、濃密な山緑と段々状に連なる水田が広がる実りの地。
日本有数のアートフェスティバル「大地の芸術祭」の開催地区としても知られる越後妻有地区に、
都会と地方を結ぶ、小さなカフェ&ドミトリーが誕生しました。
その名も「海の家」ならぬ「山ノ家」。

昨年の夏、太陽が燦々と降りしきるこの地へ、fairgroundメンバーで降り立ちました。

Text by arina



そもそもこの新潟Tripは私の提案。
この白と黒の配色がシンプルで美しい民家改装カフェ「山ノ家」は、
親身にお付き合いをさせて頂いているデザインユニットgift_labのお二人が主体となって始められた場所であり、
完成前から当プロジェクトの話を聞いていました。

gift_labといえば、恵比寿にオフィス兼ショップ&ギャラリースペースを構え、
数々の空間デザインやアートプロジェクトを手がけるチーム。
そんな彼らがなぜ、新潟に?

その答えのひとつは、「多拠点のライフスタイル」。
東京の生活もいいけれど、地方が有する魅力は数えきれないほどある。
豊かな食に自然、ゆったりと流れる時間、固有の風土。
魅力は人と土地の数だけあれど、私たちの暮らしを見つめ直すには充分すぎる要素があります。
とは言っても、東京の仕事や生活から突然エスケープするのはなかなか勇気がいること。
だったらいっそ、皆で複数の拠点をシェアしてしまおう!
そんな思いから、十日町市のまつだい地区にあった小さな民家を改装したスペースが生まれたのです。



カフェの中は、元の民家の名残を感じさせながらも、すっきりとしたシンプルな空間。
元々あった木箱や棚もフル活用しています。



キッチンからは、焼きたてのフォカッチャを出してくれる女性がいます。

ええと、初めての方にはここでひとつ告白をしましょう。
実はこのひと、私の母なんです。
2012年3月頃に山ノ家プロジェクトの話を聞き、現地スタッフを探していると聞きつけた私、
瞬時にぴったりの人間をリクルーティングしちゃいました。
それが、当時同居していた母・美奈子さん。
元々はデザイナーだったのですが、何より彼女のずば抜けて高いコミュニケーション能力を活かし、
なおかついくつになっても衰えない創作意欲を刺激するには、ぴったりの場所ではなかろうかと。

今では、山ノ家のフォカッチャ名人であり、
まつだい地区発信の創作料理の担い手にもなっているようです。うん、娘、うれしい。



2階部分はドミトリーの宿泊スペース。
この日、私たちはあいにく泊まれませんでしたが、
修学旅行気分満載な二段ベッド、友人同士やチーム合宿には最適の場所。

そもそも、シェアリングスペースである「山の家」は、単なる宿泊所ではありません。
wifiフリーのカフェで自分だけの仕事をするも良し、チームでじっくり時間をかけて会議するもよし、
時にはワークショップやアーティストレジデンスの場所としても機能します。
単なる「旅行」ではなく、「活動」の場所。
第二のアトリエやラボと捉えてもいいのかもしれません。

最近では「米」や「豆」のワークショップも開催され、地の利を活かした様々な活動が行なわれているようです。
*詳細はFacebookページをチェック!
https://www.facebook.com/YamanoieCafeandDormitory


ところ変わって、まつだい地区の魅力もお伝えしましょう。
この日の宿泊場所、近くの山の中腹にある「貸民家 みらい」。

古民家を改装して作られたこの家、大きな梁はそのままに、土間の台所や囲炉裏もあって、風情は満点。
「おおかみこどもの雨と雪」で花たちが暮らした家って、まさにこれ!!!



山ノ家から車で10分ほど山を登ると、温泉「雲海」が見えてきます。
気候によっては棚田に雲海が見えることからその名が付いた立ち寄り温泉(宿泊も可)。
ひとっ風呂浴びて、晩ご飯にしましょうか。



近くの農協で揃えた食材、もちろん米処ならではの地酒もたっぷり♡
囲炉裏を活用して、特製みそ煮込み鍋や炙りスルメ、キュウリの大豆醤油和えなどなど、おなかいっぱい頂きました。
何より、現地のコシヒカリで炊いたお米が涙が出るほど美味しかった。。



山の中の自然パワーはスゴイ。夜空に星は瞬き、木々からは鳥や虫たちの大合唱。
朝になれば、まっさらな陽の光が水田を美しく照らします。
こちら、まつだいから車で30分ほどの名水池「竜ヶ窪」。
神秘的な青と緑の織り合いに吸い込まれそう。

あーーーー、いい空気吸ってるーーー!!

マイナスイオン全開、頭のてっぺんからつま先まで、清浄な空気と水で満たされていくのを感じます。

まだまだ書き足りない新潟Tripですが、ひとまずこれにて終了。
こんな夏の景色からは一転、今頃のまつだいは真っ白な雪に包まれていることでしょう。
しんしんと降り積もる雪にダイブするのもまた一興かもしれません。

機会があれば、ぜひ遊びに行ってみてくださいね~。

山ノ家
新潟県十日町市松代3467-5
http://www.yama-no-ie.jp

貸民家 みらい
http://mirai-net.com/

photo diary

夜の山中、カメラバルブ機能を使って遊ぶオトナたち。
みんな必死になって懐中電灯振りかざしてました。

 



また行こうね!

arina

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